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あみのうらにわ

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20030114 成人式

あれから一年。早い。


20050114

[独り言]やる気

やる気の社会的遺伝子。俺はそれには比較的恵まれた環境に居る筈だ。なのに、この俺のやる気のなさ、これは何なんだ、何なんだ、何なんだ。


20060114

「ニート」問題の個人的な総括.

未だに「元祖しゃちょう日記」にトラックバックした記事からリンク辿って来る人が多い.

あれだけ大量のトラックバックが大量に寄せられる記事が何個もあるページからリンク辿ってくる人がかなり居るっていうのはやっぱり西村博之って凄いねって事になるわけですが.その人の日記を見たい人の母数が洒落にならんぐらい多いってことだ.

今私が思ってることはこんな感じ.

  1. 「ニート」という言葉は若年就労やヒッキー支援の現場に予算とか取ってくるための一種のキャンペーンの産物でした(参考:論点ひきこもり「玄田有史氏について」).玄田とか小杉礼子とかの周辺の人らは若年就労の現場に色々資源を引っ張ってきた功労者なのは確かです.
  2. 幾ら若者の尻叩いても仕事は増えないので若者だけをどう弄っても問題は解決しません.フリーターになれれば問題なしと見るなら仕事の口はあるので若者の尻叩いて全員フリーターにすれば解決と言えるのかも知れませんが多分いろいろ弊害が出そうです.でも幸い景気回復が見えてきたのでまぁ仕事は増えそうです(ジョブレスリカバリー(職の増えない景気回復)になるかもしれませんが).
  3. ニートでもフリーターでも大学生は増えてるかもしらんけど少数です.大学を出れた連中には何かしら職はありそうだし,大学の就職部を強化する取り組みが最近進んでます.少なくともフリーターにすらなれないとかいう状況はあり得ません.フリーターは問題ではないと言ってしまって良いのであれば,行政的には大学生はほっといても良いです.
  4. 基本的には就業を希望してるけど需要が無さそうなので引っ込んで就職活動してないだけの人が多いので(しかもここ最近増えた「ニート」はほとんどそれ),隠れ失業者と解釈した方が無難です.この辺は景気が回復すればかなりマシになります.
  5. ただし,「失われた10年」の間に学校を出た年齢の奴の,長くフリーター以上になれなかった事による能力の格差は残ります.ここには何らかの策が必要かもしれませんねとは言えるかもしれません(玄田がよく「フリーターは問題ない」とか「フリーターでも技能は蓄積してる」と強調するのはこの辺の問題を避けて通るため).
  6. 二極化論(山田昌弘『希望格差社会』とか)に代表される産業の構造転換に原因を求めてるのは,当たってる所もあるけど外れてるところの方がでかそうです.これをことさらに強調する中流の人間に限って実際には巧みにリスク回避してそうです.はっきり言ってこいつらには自己責任背負わせてもさほど問題ないと思います.
  7. 就業を希望してない層に多いのは実は基本的に貧乏な層(最近三浦展とかが言ってるような『下流』どころではないリアル下流)です(そしてそれの数はさほど変わってない).本気でこの辺に働いて欲しいというのなら底辺層の持ち上げをしないと駄目です(ただし左っぽい思想の色が付きやすく予算が付かなくなるので玄田や小杉は対外的に話をするときは避けて通った).でも今までこの手の施策は中流層が自分らの為に使ってきたしきっとこれからもそうなのでやっても成果は期待できません.「ニート」支援策とかもどうせ中流の人らが美味しく頂いてしまうでしょう.残念でした.とりあえずすみませんと言うのを止めてありがとうと言うようにすれば問題解決するかもな(嘲笑).

でまぁ端的に言うと中流サラリーマン家族の意地汚さばっか透けて見えて「大衆はブタだ!」とか叫びたくなるわけです.はい.あ,一応↑は敬称略と言うことで.