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■ 自分は本当に恵まれていると思う.多くの人に励ましてもらえる.「友達作り」には積極的な方ではなくて,決して多くは無いけれど,多くの逢った人々は一様に僕を励ましてくれたり,アドヴァイスをしてくれたりする.そして,僕はそれを素直に受け取る事が出来る.これもまた幸せだ.
例えば,中学時代の知り合いに電車でばったり逢ったとき.彼はもう大学を出て就職しているが,その仕事に就くまでに,どれだけ苦労したのか僕には分からない.彼は高い学費を補うためにアルバイトをしながら通学していたのを僕は知っている.彼には本当に申し訳ないと思って,“まだ親の脛をかじって学生やってる”と僕は答えた.彼は少し返答に苦しみながらも,“ま,学費安いんやろ”と言ってくれた.別れ際には,“まず卒業しろよー”と言ってくれた.
あるいは,とある事情で飲みにに行った時,二次会で寄ったバーのバーテンダー.今のところは,「売れない芸人」である彼は,ケーブルテレビの番組に出演したりもしているがそれでは食えず,バーでアルバイトをしているらしい.その人に“世間に対して申し訳なく思う”と言うと,彼は“いや,親御さんは色々君に期待してくれてるはずだし,むしろ親御さんに対して感謝した方がいい”と僕を慰めてくれた.
別のとある事情でとある場所でしばしの別れを告げれば,“帰ってくるなら真っ先に伝えてくれ”といってくれた人も居る.
あるいは,インスタント・メッセンジャー経由で“何とかなるよ 笑”と言ってくれた人,それに,“まぁ,ね.なんとかなるさ”と言える僕は,救われている.
そう答えることが出来るだけ,まだしも,救われている.