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あみのうらにわ

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20020416 贖罪の旅 [長年日記]

調査実習の現場は僕の地元に

大学でやる社会調査実習の場所が、僕の生まれ育った某「中小企業とラグビーの街」になることがほぼ確定的である。

この中小企業、というか零細企業は日本の技術を(最底辺で)支える屋台骨である。しかし、後継者の不足などからその大切な技術はどんどんと失われていっている。

「モノつくり」を捨てた僕の「原罪」

ところで、僕自身、奈良一刀彫の職人である父の仕事を継がなかった、というある種の「原罪」を背負っている。

普段から「"アメリカ化"としてのグローバル化はイカン」と口で言いながら、全然実践してない。嬉々としてアメリカン・ロックを聴き、ローカルな文化の源流を枯らす一因となっているのは他でもない、僕自身なのだ。

贖罪の旅と化すか?

そんな類似点からして、この調査実習は僕にとっては懺悔のようなものになるかもしれない。自らも荷担している「地域社会の破壊」をこの目ではっきりと見ることになるかもしれない。ある意味、一番避けて通ってきたものに自ら足を踏み入れてしまったかもしれない。

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