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遠くで人が殺されることについて、心が痛むとかそんな薄っぺらい「隣人愛」「人類愛」を唱えるのは好きじゃない。「罪の無い人が死ぬのが嫌」だというのならまず問題とされるべきなのは多分兵器よりも自動車の方である(交通事故で死んでいる人の数はかなりの数に及ぶし、それは日常的に起こっていることだ)。しかし、それでも戦争というのは本当にほとほと呆れるばかりで、バカな事をしているだけだとつくづく思う。そして、アメリカが己の欲望を剥き出しにする事にただ恐怖を覚える。
21世紀もまた、軍事力と経済力が全てのバカな世紀ということは確定、なのだろうか。
そんなこんなで/.jpでの俺の署名とGtuningのトップはBlack Sabbathの「War Pigs」(の和訳)になりましたとさ。ちなみに、これはベトナム戦争の頃の歌だ。
ぷはははは。たしかに新聞とかで騒がれてたけど、公式サイトでは確認できませんね。この世は荒野だ!…ってしつこいよアンタ。
つーか、「賛成者も、無関心な人も、同罪」と言う表現がマーケティング的にNGなのかなと思ったり。
アメリカでは、戦争を推進する考え方の一つに、どうも「戦争に向かった"息子"たるアメリカ兵達を裏切るような事はするな」というのが有るとか無いとか。
そりゃ当事者の事を考えろ、貴様ら何もしないんだから、って言ったら強いわな。戦争の賛成派/反対派のどちらも使いたがる論理でしょう。俺が「War Pigs」を引用するのも同じ論理に基づいている(=「戦争で犠牲になるのは庶民or市民or民間人or貧乏人である、その当事者のことを考えているのか」ってわけだから)
でもって、その後のアメリカ兵の運命というのもあんまり宣しいものにはならない事も多いようで。
第一次(と言わなアカンのかな)湾岸戦争でのイラクでの劣化ウラン弾使用は、現地に放射性物質汚染を残しただけではなく、アメリカ兵にも被害が及んだ。5大新聞系が扱い出したのは、反戦を煽り出した最近の事ではないかと思うが、広島の中国新聞が2000年に特集を組んだ事があり、ここで読むことができる。
個人的に思い出すのはDream Theaterの「War inside my head」。いわゆる「ヴェトナム症候群」の歌なのだけれど(この曲は組曲"6DoIT"の一部。この組曲は「心の病気」(別にPCの問題でこう書いてるんじゃなくて"精神病"では括れない内容なのでこう書いている)の実際の資料を元に詞が書かれている)。
けっきょく言論好きの自慰に付き合わされた後、「当事者」は盾にされてボロボロになるだけ。おれもオナニー野郎だな。最悪。