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hotwired Japanの投票コーナーより再掲、及び加筆訂正。
前に八田真行さんの文章を読んだせいでそう思っているのでしょうが、CCPL自体は「普及しないだろうな」と思ってます。
"クリエイティヴ・コモンズ"が必要なのは同意しますが。例えば、パロディを可能にするものの大部分は「知的共有地」だと思います。(朝日新聞11月28付け夕刊の2面の、「三谷幸喜のありふれた生活」にそういうことが書いてあるんで、朝日を取ってる人は読んでみて下さい。クリエイティヴ・コモンズ的な視点から書かれてる訳じゃないですが)
石原誠子さんが先におっしゃっているように、「土台」として有益でしょう。私自身のサイトもCCPLを採用していますし。でも、コンピュータソフトウェアにおけるGPLのような「決定版」ではないな、とも思うのですよね。
(HotWiredという「場」では、アンケートしたって結果が見えてるかな、って気はしなくもなく。最初、"No"って書いてやろうかと思ったぐらいだし。NTTの掌の上で「キトクケンエキ ヲ テバナセー」って叫んでも、あんまし説得力ないよなぁ。)
とゆーと、実は僕自身は「やっぱり普及する部分も有る」という意見を持ち合わせているという完全二枚舌状態だったりもします。
例えば、小説は商業ベースでもCCPLを採用する余地があるんじゃないかな。長文をモニタで読むのってキツイと思うので、多くの人が紙版を買おうとすると思うし、本を買った方が自分でプリントしたりコピーしたりするより絶対安いから、買うでしょう、多分。
ただ、大手出版社がCCPLに基づいて小さい出版社が原出版社の本の複製品を原出版社版よりも低価格で流通させたらちょっとキツイかな。まあそれは「商用利用禁止」にしておけば良い話だし。
でも、やっぱり「積極的なメリット」はあんまり見えないなあ。うーん。