この内容はアーカイブされたものです。ツッコミなどはできません。
ただいまは、秋葉原の漫画喫茶から書いている。そう、今日は聖地を巡礼してきたというわけだ。別に京ぽんから書いてもいいのだが、やはりキーボードの方が楽には違いないので(キー配列がDvorakではない事を差し引いても)。
といっても、今日は秋葉原巡礼で一日過ごしたわけではなくて、上野の国立科学博物館の「テレビゲームとデジタル科学」展と、国立西洋美術館でマティスと松方コレクションetc...で構成される常設展を見てきたという次第である。さらに上野の森美術館で兵馬俑を見ようと思ったが、国立西洋美術館を出た時点で上野の森美術館の閉館時間30分前となっており、入れなさそうなので断念……。
個人的には「テレビゲームとデジタル科学」展はあまり良くないと思う。MIT AIラボの「スペースウォーズ」のレプリカとかの展示があるのは良いのだけれど、最新のゲーム以外はどれ一つとして遊べる状態で展示してないのですね。以前、各時代のゲームが遊べる状態になっていた展覧会に行ったことのある身としては、「ゲームの展覧会としてそれはあかんやろ」という外ないのであります。
ただ、コンピュータ黎明期を駆け足で勉強するにはそれなりに良さそうではあります。スティーヴン・レヴィの「ハッカーズ」を読んでから行くべきだと思う。「ハッカーズ」に登場したアルテア、アップルI、オズボーン1などの古き良き時代のPCを間近に見られたのは嬉しかったし、「ハッカーズ」には書かれている筈もない日本のコンピューター事情もある程度フォローされていたのは良かった。
ところで、気になったのはLisaやマッキントッシュIのキーボード。こいつらと同時代の(アメリカの)PCのキーボードの中で、Aの横がCapsLockキーで、尚且つその周辺にControlキーに類するものがないキーボードはどうもこいつらぐらいのようなのですよ。Controlキーを使いにくい所に追いやりCapsLockをAの真横においてしまった犯人はジョブズなんでしょうかねぇ?あ、あと昔のアップル機ではReturnキーとEnterキーが別に有ったのを初めて知りました(Enterキーは今のIBM PC互換機の標準キーボードの右Controlキーの辺りで、これが消滅してる)。それで今でもMacではReturnとは言ってもEnterとは言わないのだ、と妙に納得。
最初は国立科学博物館に行って終了のつもりだったのだが、「テレビゲームとデジタル科学」だけで帰るのは嫌だったのでマティス展にも行ったのですが、マティスはエロいと思いました。つねに性欲で活動していたピカソ程ではないけどむっつりスケベではないかと。いや助平ではないかな。でもエロはあるような。