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……と思いながらNHK BS2で昨日流れたライヴ映像を見ているのだが、どうやら定評らしい。みんな考える事はそんなに変わるもんではない。
音楽のクオリティもNHKでの映像で流れているのを見る限り高いし、ひじょーに格好よい。だが、むしろ本当に凄いのは、デスメタルを堂々全米チャートNo.1に送り込んだSlipknotとかと一緒で、「一部の人にしか受けない」とされている音を堂々と「お茶の間」に送り込んでいる所だろう(まぁプログレは昔売れまくってた事もあった訳なんですけど)。それを可能にしているのは上原ひろみ個人への興味を最大限に引っ張り出すような「売り方」をしてる部分にあるんだろうな。ライヴの間に挟まってるインタヴューで使われてるイディオムは完全にJ-POPの連中のもので、多分ドリカムの吉田美和が同じ事を言っていてもおそらく殆ど違和感は無いだろう。そういう解り易さのある、はっきり言っちゃうと、「下流」ちっくな物言い。なるほど実態として三浦展ちっくな「下流」が政策サイドから見たときに意味があるかどうかはともかく、マーケティングの概念としては間違いなく有効なんだろう(有効と考えられてるんだろう)って事だなぁとか思ったり。